私は、講演の時にこういう言葉を口にします。
「自殺未遂した直後は、自殺についての状態やどのくらい自殺したいか、
なんの道具で自殺したいか、今でも自殺したいか」など、
ちょっと自殺未遂者を責める感じになってしまうが、
どの文献にもその言葉を「言う」と書いてあります。
実際私のスライドにもそう書いてあって、
それをもとに、お話をさせていただいてます。
でも、、、。先日、実際に娘さんが自殺を図って、苦しい状態にいると。
そんな娘に「まだ自殺したい気持ちが残っているのか、
どのように自殺をしたいか」など、口が裂けても言えない。と言われ、
その言葉がずっと引っかかっています。
私なりに考えてみたものの、答えはわかりません。
いいのか悪いのか。自分だったらどうなのか。
私は、入院の時に父に「お前は入院したいのか?」と言われただけでした。
ショックを受けてたみたいで、とても弱弱しく、悲しい声でした。
それだけ覚えています。
あとは、自殺についても、パートナーについても、
家族についても、友達についても、恋人についても、
何もかも考えられなくて、ぼーーーーーっとしてる入院生活でした。
ただパートナーの職場に電話繋がり、話せたことが、救いでした。
後のことは何も考えていませんでした。
でも、そんな時に、「まだ自殺したいのか?」なんて聞かれたら、
「はい。」と答えたと思います。
私の場合「自殺したいか」じゃなく、「まだ殺したいのか」が
先でした。
私を裏切ったみんなを殺してやりたかった。
自殺の前にそうしたかった。
でも、できなかった。
その辺については、後悔はあるけれど、
「幸せになることが、あいつらにとての最高の復讐だよ」と
パートナーは言いました。
そして、その復讐が今叶おうとしています。
絶対復讐(幸せ)になるんだから。